復興支援

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                                                              最終更新日:2016年3月21日
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・少林寺拳法本山の新春法会で、林昌幸道院長が東日本大震災   NEW!
 におけるボランティア活動が高く評価され、宗由貴総裁より表彰
 を受けました。
2016年本山新春法会での表彰の様子 
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ボランティア活動に依って人間育成を計る
(全文)
 正範士 八段 林 昌幸
 

東日本大震災は、すべての町で災害をもたらしました。高速道路開通後、岩手県陸前高田市へ、
トラックに機材・タルキ・コンパネ・水・食料・ガソリン等を満載して馳せ参じました。被災地は言葉で言
い表せないような程の惨状でした。原子爆弾を何千個も落としたように思えました。車・ダンブカー・ユ
ンボ等そして建物の鉄角柱が数十本切断されて曲がっており、その他は津波で押し流され何も残って
おりません。津波の莫大なる力を思い知らされました。未だ、多くの行方不明者の方がおられます。お
そらく、津波の力で粉々にされたものだと思われます。
公民館をお借りし、宿泊・食事・風呂等のボランティア活動の拠点作りから始めました。多くの拳士の方、
ボランティア活動に参加していただき、活動の種類もたくさんございます。少林寺の部隊は、力仕事、危険
な仕事(塩水で浸かった枯れ巨木の切り倒し短く切断後運搬処分・コンクリートのはつり等)率先して協力
させていただき、さすが少林寺部隊はすごいとお褒めいただきました。
 牡蠣養殖の被災者の方が、すべてを失って途方に暮れていらっしゃるところ、三重県連盟の先生のご
厚意により門下生の山に間伐材がありそれで筏を作りましょうと申し出られ実現いたしました。三重県より
たくさんの間伐材を十トン車で運ばれ少林寺の拳士が中心になって五百槽近く牡蠣筏を作りました。社長・
社員の方が我らの前で深く頭を下げられ涙いっぱいで少林寺の方々に物心両面お助けいただいたと心
より感謝されました。我ら拳士一同も同様に胸に熱い思いを感じさせられました。
 私も、数十回参加いたしました。拳士はもとより、家族・町会・私の会社の社員・お得意様・外注関係の
方・多くの方がボランティアに参加いただき、一度が二度、二度が三度となり、参加された方も心に感ずる
ものがあったと思います。私の門下生のお母さんは五十数回参加しておられます。私も頭が下がる思いです。
 被災された方のお話もたくさんお聞きしました。目の前でお父さんが家と共に流され四十日後対岸で遺体
となって発見されました。本人とは判断できないほど、変わっていらっしゃったそうです。小さめの長い長靴を
履いていたのでそれで本人と確認されたようです。そのお婆さんも悲惨さとショックで半年は精神不安定だっ
たそうです。また、三月十一日の日、老人が近所の小学6年の女の子と避難中突然手を放し家に物を取って
くると駆け出した。行くなと言ったけど、足が速いので追いつけませんでした。翌日、家と畳の間で亡くなって
いたそうです。くやむに悔やみきれなかったとのことです。
 一緒に行った方で霊感が強い方がいました。昼前霧雨が降る状態で、ガレキ撤去中、先生赤い服を着た
5~6名の方が、海の方へかけていった(亡霊)実際その道を通って海岸の水門を締めに行かれたそうです。
全員死亡・行方不明になられたとお聞きしました。 
 今回の事で人それぞれの目に見えないが、何かが動かしている善意が基づくがゆえに体感として味わい
世の中の為、人のためにつくしたお互いが感謝、感謝皆の笑顔がとても素敵である。また、素晴らしい仲間
でもある。だからまた参加しようと思う。
 本年、常総市の大水害まだ、水が引かない状態から活動にはいりました。(市のボランティア活動は立ち
上がっていませんでした。)ダンプカー・トラック・超高圧洗浄機・発電機・大型水タンク等持ち込みごみ出し・運
搬・洗浄などを行いました。洗浄のときは、お断りになられましたが、業者でないとわかると、お願いしますと言
われ、一軒の家からその周り6軒ほど、洗浄させていただきました。被災者の方から心より感謝され菓子・果物
をお礼にと送っていただきました。逆に被災者の方からいただいて恐縮しております。トラック・重機・機材等を
持ち込んでの活動ぶりを高く評価されました。
 ボランティアは東北の方もまだ続いております。陸前高田ボランティアチームたくさん馳せ参じていただきました。
仲間の清々しい顔を見られ、皆、人の為に損・得を抜きにしてお役くにたてるそれこそが開祖の教えである。
「半ばは自己の幸せを半ばは他人の幸せを」であり、ボランティア活動に最初の一歩は難しいけれど、参加すれば
人の為にお役に立つと分かり、言葉では言い表せないほど、体の中から湧き出てくるものです。だから先生今度
は何時行かれますか?と問い合わせがあります。人のために尽くすことによって人生が変わり、私自身も現時点
でよい方へ回転しております。ボランティアに参加して自分自身が考え方、人との接し方等いろんな面で今までの
自分の生き方とは別に良い方に変わったと言って下さる方もいらっしゃいました。私も皆、口には出さないけれど、
良き方向に変われたと思う。目と行動を見れば理解できます。
 開祖の何のために生まれてきた、君たちは父母より生命は預かったけどその命は世の中の為、人の為に生か
せと二十歳のころ、指導者講習会で拝聴いたしました。まさに現在開祖の志を自分なりに感銘しております。今後
も有事の際は即実行、実践し金剛禅運動を展開して参りたいと思っておりますと共に我々の活動をご理解いただき、
いかなる時も協力してくれる拳士・仲間が育つことを期待しております。

・埼玉県教区新春法会で、東日本大震災におけるボランティア  NEW!
 活動を称えられました。
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・2015年常総市の大水害における復興支援活動の様子です。
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